2017年02月
2017年02月27日
【セルフ】メンテナンス
世界的なトレンドとはいえ、2サイクルエンジンは確実に少なくなってきている。
2サイクルエンジンを搭載しするトラック・商用車・乗用車は新品としては絶滅。
モーターサイクルは、一部コンペティションモデルで生き残っているものはあるけど
こちらもほぼ絶滅。
プレジャーボートの世界では、ヤマハがスーパージェットで2サイクルを残しているかな。
極寒の世界でルービングに不安の出るようなVK540Kに代表されるような
スノーモービルなどや、汎用エンジンではまだ細々と新品があるけど
2サイクルエンジンは、その軽量な機関重量と一気に上り詰めるパワー/トルク特性から
(私も含めて)乗り物好きな気の毒な人たちに人気はあるものの、
確実にその生息数は減らしてきているのは確かだ。
そしてこの個体も、まもなくその役目を終える時期が目の前に迫ってきている。

長らく仕事をしてきたそのエンジンには、一人のご主人さまに仕えてきた個体もあれば
そうでない個体もあるのは仕方がない。

錆びて朽ち果てたスイーブルブラケットや、ダストシールが抜けそうになっているほどの
個体なので、次回のトラブルが発生するまでの延命措置のみという内容となっている。
さて、2サイクルエンジンはその構造のシンプルさから、比較的オーナー様も
メンテに手を出しやすいものもあるが、その方法を間違うと取り返しのつかなくなる
場合もあるので、慎重に注意してほしい。
この個体もちょっと間違った使い方をしていた個体であったので、掲載しておく。
特にキャブレターモデルだと、その気温や気圧、湿度などによって
気難しい特性の個体もあり、ご心配のある場合はぜひ持ち込んでほしいのだが、
オーナーとしてはその季節によってアイドリング高低くらいはを調整したいところでもある。
今回の間違いが発覚したのは、ここ。(黄色い矢印)

ニュートラルの状態でここが全くクリアランスなく、ツンツンになっている個体であった。
ここはスロットルを引っ張る部分なので、ここを引く方向に調整すれば
確かに回転は上がるのだが、この場合はステアリング操作で船外機が
右や左に首を振った場合にケーブルが引っ張られて
急激に回転が上がったり、突然回転が落ちたりする可能性をはらんでくるので、
絶対にダメ。

キャブレター自体のセッティングは、本来であれば絶対に手を出して
いただきたくないのであるが、この個体の場合は、ここに写っている画像の
"調整ねじ"でキャブレター自体のセッティングを変えずに行うことができる。
どのねじかわからない方は、手を出さずにぜひ持ち込んでください。
今のような季節の変わり目では従来型の2サイクルキャブレターモデルは、
その気候変化からセッティングもデリケートな部分ではありますが、
その気候と機構を理解したうえで、愛機を可愛がってあげてください。
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/marinejet/sj/
https://www.yamaha-motor.co.jp/snowmobile/lineup/vk540v/





